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Pマーク事業者の個人情報関連事故、2016年度は843組織2044件

日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は、2016年度のプライバシーマーク(Pマーク)付与事業者における個人情報関連の事故報告状況について取りまとめた。

同協会と18の審査機関が報告を受けた個人情報関連事故について取りまとめたもの。2016年度のPマーク付与事業者数は1万5297組織。そのうち5.5%にあたる843組織より2044件の事故報告が寄せられた。

2015年度は、Pマーク付与事業者数1万4577社において、5.4%にあたる796社から1947件の事故報告が寄せられたが、2016年に入り、事業者数、件数、付与事業者数に対する割合、いずれも増加している。

事故の内容を見ると、「メールの誤送信」が424件で最多で、全体の20.7%を占める。「紛失」が409件、「宛名違いによる誤送付」が303件、「封入ミスによる誤送付」が274件と続いた。これら事故で全体の7割弱を占める。

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事故報告件数と割合(表:JIPDEC)

(Security NEXT - 2017/08/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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