Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

セキュリティ機関、「Flash Player」のアップデートを呼びかけ

米国時間2015年12月28日に「Adobe Flash Player」の深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデート「APSB16-01」が急遽公開されたことから、セキュリティ機関は早期に対応するよう注意喚起を開始した。

「APSB16-01」は、あわせて19件の脆弱性を解消するセキュリティアップデート。バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2015-8651」に関しては、すでに標的型攻撃が報告されているという。

アップデートを公開したAdobe Systemsでは、「Windows」「Mac OS X」およびブラウザ同梱版について適用優先度を3段階中もっとも高い「1」に設定。同レーティングでは、72時間以内と2015年内に更新するよう求めていた。

今回の問題を受けて、情報処理推進機構(IPA)やJPCERTコーディネーションセンターをはじめ、関連機関では早期に対応するよう注意を喚起している。

IPAでは、主要ソフトウェアが最新バージョンであるか確認できる「MyJVNバージョンチェッカ」の活用を呼びかけた。Javaをインストールしていなくても利用できる「MyJVNバージョンチェッカ for .NET」などもあわせて用意している。

(Security NEXT - 2016/01/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Progress製DB接続ドライバ「DataDirect」に複数の脆弱性
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Azure Bastion」「SharePoint Online」に深刻な脆弱性 - すでに修正済み
「SonicWall Email Security」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Oracle Fusion Middleware」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響