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C&CのIP通知にMSの「TechNet」を悪用 - 「Deputy Dog」の攻撃グループ

マイクロソフトの技術者向けサイト「Microsoft TechNet」が、標的型攻撃の踏み台に悪用されたことがわかった。

中国を拠点とする標的型攻撃に用いられたもので、2014年後半にFireEyeとMicrosoftが確認した。攻撃を行っていたのは、ファイア・アイが「APT 17」と名付け、活動をトレースしているAPT攻撃グループだったという。

同グループは、2013年8月に「Internet Explorer」のゼロデイ脆弱性「CVE-2013-3893」を利用し、日本国内を対象に展開された攻撃キャンペーン「Deputy Dog」を展開したことで知られている。その後、「Ephemeral Hydra」「SnowMan」などの攻撃キャンペーンとの関連性もFireEyeによって指摘されている。

同グループの特徴として、バックドア「BLACKCOFFEE」を利用している点が挙げられる。同マルウェアは、ファイルの送受信のほか、ファイルやプロセスのエミュレーション、ファイル操作、プロセスの終了などの機能を搭載。機能の拡張性を持ち、米国の政府や法律事務所、IT企業などへの攻撃に用いられていた。

(Security NEXT - 2015/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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