Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Conficker」が脅威トップ - 発見から6年経過も依然活発

エフセキュアは、セキュリティ脅威に関する世界的な状況をまとめた「2014年上半期脅威レポート」を公開した。

同社製品のユーザーから同社監視システムに報告された脅威をまとめたもの。もっとも報告が多かったのは、「Conficker」「Kido」といった別名でも知られる「DOWNADUP」で31%を占めた。

同マルウェアは、Windowsの脆弱性を悪用しておもにリムーバブルメディアや共有ネットワークを介して拡散するワーム。すでに発見されてから6年が経過しているが、依然として活発に活動している。

2位は「ウェブベースの攻撃」で全体の20%にのぼる。悪意あるサイトにリダイレクトし、おもに脆弱性を悪用してマルウェアなどに感染させる。次いで多かったのは、Java開発プラットフォームにおける脆弱性を狙ったエクスプロイトの総称である「MAJAVA」で、全体の11%だった。

(Security NEXT - 2014/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
3Qのセキュ相談、前四半期比約27%減 - 「不正ログイン」は過去最多