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総務省、スマホ不具合など重大事故多発でNTTドコモに行政指導

総務省は、NTTドコモの携帯電話サービスにおいて重大な事故が多発しているとして、行政指導を行い、再発防止策の実施や、今後の取り組みについて報告を求めた。

同社において2011年4月以降、重大事故4件が発生しており、1月25日にも通信障害が発生したことを受け、処分を行ったもの。

4件のうち3件がスマートフォン関連の事故であったことから、同省では、利用者急増する一方で信頼性向上など対策が適切に講じられていなかったと指摘。

なかでも12月の事故は、メールアドレス6619件や通信内容2017件の漏洩が発生。電気通信事業法や個人情報保護法の違反があったとし、同省では同社に対して、再発防止策の実施や実施結果や今後の取り組みについて、3月30日までに報告するよう指導した。

具体的には、利用者や通信量の増加へ対応するための設備整備や、故障への対策、輻輳の防止、通信の秘密や個人情報の保護、適切な利用者への対応など求めている。

(Security NEXT - 2012/01/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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