Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フォーム管理画面に第三者アクセス、顧客情報が流出 - 壱番屋

飲食チェーン店「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋は、顧客情報が外部に流出したことを明らかにした。

同社によれば、外部クラウドサービスを利用してウェブサイト上に設置していた問い合わせフォームの管理画面に対し、10月6日13時ごろ、第三者によるアクセスが行われたことが判明したもの。

問題のフォームには、出張販売に申し込んだ関西エリアの顧客情報172件が保存されていた。氏名や電話番号、会社または団体名、メールアドレス、イベント名、開催日、開催場所、開催携帯、販売時間、予定食数などが含まれる。

10月7日朝に顧客より個人のスマートフォンで利用するクラウドストレージ上から申込者に関する情報を閲覧できるとの連絡があり、調査を行ったところ問題が発覚した。

本来アクセス権限を持っていないアカウントからのアクセスが確認されており、第三者が管理画面へアクセスしていたことなども含め、原因など詳細を調べている。

同社では問題が確認されたフォームを閉鎖。関係者と順次連絡を取り、事情を説明するとともに謝罪を行っている。顧客情報の不正利用など二次被害は確認されていない。

(Security NEXT - 2024/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明