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郵便局配達員が顧客情報を持出 - 誤配対策のため私物スマホで

日本郵便は、石川県金沢市の七尾郵便局において、配達員が社外に私物のスマートフォンで顧客情報を持ち出していたことを公表した。誤配を防ぐためだったとしている。

同支社によれば、2023年7月ごろおよび9月ごろ、配達を担当する従業員が、自身が担当している地域の配達用資料を私物のスマートフォンで撮影、外部に持ち出していたもの。資料には、配達順路に沿って約490世帯の氏名と住所が記載されていた。

2024年6月11日、同郵便局のほかの従業員が、同従業員が所有するスマートフォンの画面上に配達資料の画像が表示されていることに気づき、管理者に報告。報告を受けた管理者は同月19日、同従業員のスマートフォン内に配達資料を撮影したデータが保存されていることを確認した。

同従業員は、誤配達が発生しないよう、配達途中に資料を確認するために、同姓の居住者がいる地域の配達用資料を持ち出していたという。

データは削除された。今回の問題を受けて同社は謝罪。対象となる世帯に書面を送付するとしている。

(Security NEXT - 2025/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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