トレンド、エージェントレスで仮想サーバの不正変更を検知できる「TMDS 8.0」
トレンドマイクロは、サーバ用セキュリティ対策ソリューション「Trend Micro Deep Security(TMDS)」の最新版を12月19日より販売開始する。最新版では仮想サーバにおけるエージェントレスの不正変更検知に対応した。
同製品は、「ファイアウォール」「ファイルやレジストリなどの変更監視」「ログ監視」「ウイルス対策機能」など備えたサーバ向けセキュリティ対策ソリューション。
「脆弱性対策」では、OSやアプリケーションの脆弱性が判明した際、修正プログラムが適用されるまで仮想パッチを適用することが可能。ゼロデイ攻撃から保護することができる。
エージェントを利用してサーバの防御を行う「Deep Securityエージェント」にくわえ、仮想サーバの一元的なセキュリティ対策を実現する「Deep Securityバーチャルアプライアンス」を用意。ユーザーは必要に応じて導入でき、一元管理できる。
今回発売する最新版の「同8.0」では、ヴイエムウェアのAPI「VMware vShield Endpoint」を利用し、仮想マシンにおけるエージェントレスの不正変更検知に対応した。前バージョンで対応したウイルス対策とあわせ、エージェントレスによる仮想サーバのセキュリティ対策を強化した。
さらに「Trend Micro Smart Protection Network」を利用した新機能を搭載。ウェブレピュテーションによる不正サイトへ接続を防止できる。
「Deep Securityエージェント」で、「脆弱性対策」「ファイアウォール」「ファイルやレジストリなどの変更監視」「ログ監視」に対応する「同Standard」は18万7950円。「ウイルス対策」を追加した「同Advance」は、22万4175円。
一方、仮想サーバにおける「脆弱性対策」「ファイアウォール」「ファイルの変更監視」を実現する「同Virtual Appliance Standard」は34万6500円、ウイルス対策を追加した「同Virtual Appliance Advance」は 42万円。
一部機能機能に特化したラインナップなども別途用意した。同社は、同製品について今後1年間に5億円の売上を目指して展開していく。
(Security NEXT - 2011/11/07 )
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