Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米政府、ランサムウェア「ESXiArgs」の復旧ツール - 十分理解して使用を

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、ランサムウェア「ESXiArgs」の被害者向けに復旧支援ツールを公開した。

2月3日ごろより「VMware ESXi」における既知の脆弱性を標的とし、暗号化するランサムウェア「ESXiArgs」の被害が拡大しているが、被害者の復旧を支援するためのシェルスクリプトをGitHubにて公開したもの。

一部組織において身代金を支払うことなくファイルの回復に成功したとの報告があり、トルコYore Groupのセキュリティ研究者が公開した情報をもとに同ツールを開発した。ファイルサイズが大きく暗号化を逃れた仮想ディスクファイル「flat.vmdk」より仮想マシンのメタデータを再構築するという。

CISAは、動作を保証するものではなく、スクリプトを展開する前に環境に適しているか慎重に確認する必要があると説明。ガイダンスなどをよく参照し、システムへの影響を理解することなくスクリプトを使用しないよう求めている。

(Security NEXT - 2023/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員や学生宛てのメールで個人情報含むファイルを誤添付 - 山口大
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
子会社元従業員、ネットバンク経由で3.5億円を横領 - ホッカンHD
クラウド保存した進路アンケートが生徒からも閲覧可能に - 都立中等学校
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正