Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Javaデータ変換ライブラリ「fastjson」に脆弱性 - 悪用攻撃も観測

JavaオブジェクトとJSONデータを相互変換するためのオープンソースライブラリ「fastjson」に脆弱性が明らかとなった。

「同1.2.83」から「同1.2.68」までのバージョンに、信頼できないデータのデシリアライズに起因し、リモートから認証を必要とすることなくコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2026-16723」が明らかとなったもの。

同ライブラリを開発する「Alibaba」では、Spring Bootアプリケーションが実行可能な「fat JAR」としてデプロイされている場合に影響があるとしており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.0」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

修正版は用意されておらず、利用者に対して、セーフモードの有効化や、「AutoType」を含まないビルドへの切り替え、脆弱性の影響を受けない「fastjson2」への移行などを実施するよう呼びかけている。

Thales傘下のImpervaは、米国を中心に「CVE-2026-16723」を悪用した攻撃を観測しており、「金融」「医療」「コンピューター」「小売」など幅広いセクターに対して展開されていると報告。

米国外でも攻撃が観測されており、世界的に拡大していく可能性が高いと見ており、利用者に対して注意を喚起している。

(Security NEXT - 2026/07/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco Nexus 9000」に深刻なRCE脆弱性 - 修正版を提供
HPEのネットワークOS「AOS-CX」に34件の脆弱性 - 修正版を公開
ネットワーク管理製品「SonicWall NSM」に深刻な脆弱性 - 修正版を公開
「VMware Workstation」「Fusion」に「クリティカル」脆弱性
「Chrome」が脆弱性12件を修正 - ゼロデイ脆弱性に対応
「NGINX JavaScript」に複数の脆弱性 - アップデートが公開
「NVIDIA Megatron Bridge」に30件の脆弱性 - いずれも重要度「高」
「Cisco IOS XR」にセキュリティアップデート - 多数脆弱性に対処
米当局、SonicWallやJFrog関連の既知脆弱性7件について悪用を警告
GitLab、セキュリティアップデートで脆弱性7件を解消