Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SharePoint Server」の複数脆弱性悪用で対策呼びかけ - 米当局

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「SharePoint Server」に関する複数の脆弱性が悪用されているとし、利用者にセキュリティ対策を呼びかけた。

同製品に関して、「CVE-2026-32201」「CVE-2026-45659」「CVE-2026-56164」「CVE-2026-58644」の4件を挙げ、悪用が確認されているとして注意喚起を行った。また悪用は確認されていないものの「CVE-2026-55040」についてもパッチが適用されていない場合はリスクが高いとマイクロソフトが警告を発している。

当初「CVE-2026-58644」については含まれていなかったが、2026年7月16日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ登録され、急遽追加された。

脆弱性を悪用されると、リモートよりコードを実行され、「Internet Information Services(IIS)」におけるマシンキーの窃取などが行われるほか、攻撃者が侵害を継続できる環境を構築したり、マルウェアが展開されるおそれもある。

CISAはこれまでも「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」などを通じて注意を呼びかけてきたが、「SharePoint Server」を利用する組織に対してあらためて注意を喚起。マイクロソフトより提供される最新のパッチを適用し、正常に導入されたことを確認するよう求めた。

アップデートにくわえて、「マルウェア対策スキャンインターフェイス(AMSI)」が有効化されていることを確認し、慎重に監視し、脆弱性の悪用や異常な活動の兆候などが見られないか確認する必要があるとしている。

「AMSI」「Microsoft Defender Antivirus(MDAV)」による検出があったすべての事象に対し、組織のインシデント対応計画を実行するよう求めた。不正なプログラムを排除するなど、侵害状態から復旧した上で、利用していたキーのローテーションなどの対策が必要になると指摘。

また運用環境についても、特別な理由がない限り、インターネット上に直接公開することを避けるよう呼びかけた。認証や検証機能を備えた「レイヤー7」のリバースプロキシを利用するなど、管理画面への外部アクセスを遮断し、ログ監視を強化するよう求めている。

(Security NEXT - 2026/07/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「XenServer」「Citrix UniconOS」など3製品に脆弱性 - 修正版を公開
Adobe、アドバイザリ11件を公開 - 深刻な脆弱性にも対処
Atlassian製品や複数セキュリティ製品など、脆弱性5件の悪用に注意喚起 - 米CISA
「Chrome」にセキュリティアップデート - 前回更新から2日
「Drupal」に脆弱性 - 拡張モジュールとの組み合わせで深刻な影響も
SAP月例更新で新規アドバイザリ16件 - 4件が「クリティカル」
「Firefox 158」を公開、脆弱性77件を修正 - 延長サポート版も更新
「Zoom Workplace」などに脆弱性4件 - 最新版へ更新を
Palo Alto機器に搭載される「PAN-OS」に脆弱性 - 一部悪用を確認
Ciscoメールセキュリティ製品の添付ファイル処理に脆弱性 - すでに悪用も