「Zimbra」脆弱性にゼロデイ攻撃、露支援攻撃者が関与
Synacorが提供するコラボレーションツール「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)」の脆弱性が、国家が関与すると見られる攻撃グループのゼロデイ攻撃で悪用されていたことがわかった。メールを表示するだけで、過去のメールが窃取される状態だった。
米時間2026年7月23日、米国をはじめ、欧州、豪州などの関連当局は、共同でアドバイザリを公開した。米国家安全保障局(NSA)や米連邦捜査局(FBI)、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)など米国を中心に16カ国の27組織が署名している。
ロシア政府の支援を受けていると見られ、「Void Blizzard」「CL-STA-1114」「TA488(旧UNK_PitStop)」などとしても追跡されている攻撃グループ「LAUNDRY BEAR」が、当時明らかとなっていなかった脆弱性「CVE-2025-66376」を悪用。機密情報の収集を目的に欧米の政府機関や企業などを標的にゼロデイ攻撃を展開していたと分析している。
格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)で、ウェブメール機能のスタイルシート処理に脆弱性が存在。細工されたHTML形式のメールを表示するだけで攻撃が成立し、クリックといったユーザーの追加操作を必要とすることなくブラウザ上でJavaScriptを実行して侵害することが可能。
CVE番号を採番したMITREによる共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.2」、重要度は「高(High)」と評価されている。
(Security NEXT - 2026/07/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Cisco Nexus 9000」に深刻なRCE脆弱性 - 修正版を提供
HPEのネットワークOS「AOS-CX」に34件の脆弱性 - 修正版を公開
ネットワーク管理製品「SonicWall NSM」に深刻な脆弱性 - 修正版を公開
「VMware Workstation」「Fusion」に「クリティカル」脆弱性
「Chrome」が脆弱性12件を修正 - ゼロデイ脆弱性に対応
「NGINX JavaScript」に複数の脆弱性 - アップデートが公開
「NVIDIA Megatron Bridge」に30件の脆弱性 - いずれも重要度「高」
「Cisco IOS XR」にセキュリティアップデート - 多数脆弱性に対処
米当局、SonicWallやJFrog関連の既知脆弱性7件について悪用を警告
GitLab、セキュリティアップデートで脆弱性7件を解消

