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川崎市、要配慮個人情報の事故報告で遅れ - 個情委が指導

神奈川県川崎市は、要配慮個人情報に関連する事故報告が遅延し、個人情報保護委員会より文書で指導を受けたことを明らかにした。

同市によれば、2025年5月1日、精神科病院に医療保護入院している患者の退院に関する請求にあたり、2人分の通知を入院同意者へ送付する際、1人分を誤ってもう1人の入院同意者に送付する事故が発生したという。

同月12日、受け取った入院同意者からの電話連絡で誤送付が判明。同月15日までに誤送付した書類を回収し、謝罪した。

誤送付した書類には、入院者や入院同意者の氏名が記載されており、入院者に精神障害があることが推測できるなど、要配慮個人情報が含まれる。

一方、同市では当初個人情報保護委員会への報告が必要との認識がなく、報告が7月31日に遅れたという。

(Security NEXT - 2025/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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