川崎市、要配慮個人情報の事故報告で遅れ - 個情委が指導
神奈川県川崎市は、要配慮個人情報に関連する事故報告が遅延し、個人情報保護委員会より文書で指導を受けたことを明らかにした。
同市によれば、2025年5月1日、精神科病院に医療保護入院している患者の退院に関する請求にあたり、2人分の通知を入院同意者へ送付する際、1人分を誤ってもう1人の入院同意者に送付する事故が発生したという。
同月12日、受け取った入院同意者からの電話連絡で誤送付が判明。同月15日までに誤送付した書類を回収し、謝罪した。
誤送付した書類には、入院者や入院同意者の氏名が記載されており、入院者に精神障害があることが推測できるなど、要配慮個人情報が含まれる。
一方、同市では当初個人情報保護委員会への報告が必要との認識がなく、報告が7月31日に遅れたという。
(Security NEXT - 2025/08/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
総務省、ゼロデイ攻撃被害のIIJに行政指導 - 業界水準向上も求める
県立高で施錠管理の住民票記載事項証明書が所在不明 - 香川県
学童保育で利用料決定通知書1クラス分が所在不明に - 和歌山市
医療費の検査資料が所在不明、誤廃棄か - 会計検査院
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県
中学校特定生徒の個人情報を保護者連絡アプリで一斉送信 - 甲賀市
フォーム閉鎖時の設定ミスで応募者情報が閲覧可能に - 文京区
若年層向け人材育成ハッカソン「SecHack365」、参加者募集を開始
食中毒患者の個人情報をメールを第三者へ誤送信 - 山口県