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「DMARC」運用に取り組む大学、5割届かず

国内主要上場企業の9割超が、少なくとも1件以上のドメインで「DMARC」の運用に取り組んでいるが、大学では45.1%と半数に届かなかった。

2025年5月時点における送信ドメイン認証技術である「DMARC」の導入実態について、TwoFiveが調査を実施し、結果を取りまとめたもの。

「日経225」に採用されている上場企業225社では、92.4%にあたる208社において少なくとも1件以上のドメインで「DMARC」を導入していた。前年同月の調査からは0.8ポイント増。

1件以上のドメインでポリシーを「隔離(quarantine)」や「拒否(reject)」に設定している企業は124社。1年間で6.7ポイント増加しており、55.1%と半数を超えている。

一方、225社で管理、運用されている8889件のドメインにおいて、「DMARC」が導入済みなのは、37.9%にあたる3367件。ドメイン全体に対する7.2%、「DMARC」が導入されたドメインの19.1%にあたる642ドメインが、「隔離(quarantine)」や「拒否(reject)」で運用されていた。

(Security NEXT - 2025/07/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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