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「FortiOS」に脆弱性 - アドバイザリ3件を公開

セキュリティチェックに不備があり、Appleデバイスを利用するリモートユーザーが「DNSフィルタ」をバイパスできる「CVE-2024-55599」が判明した。「FortiProxy」「FortiSASE」なども影響を受ける。

一方「CVE-2025-24477」は、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性。悪用には認証が必要となるが、細工したリクエストにより任意のコードやコマンドが実行可能だという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、今回判明したなかでは「CVE-2024-52965」が「7.2」ともっとも高い。「CVE-2024-55599」が「5.3」、「CVE-2025-24477」が「4.2」と続く。

脆弱性によって影響を受けるバージョンは異なるが、「FortiOS 7.6.3」「同7.4.6」「同7.2.11」「同7.0.17」などで修正が実施されている。

(Security NEXT - 2025/07/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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