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トレンドマイクロ製パスワード管理ツールに複数の脆弱性

トレンドマイクロが提供する「パスワードマネージャー」のWindows版に複数の脆弱性が明らかとなった。

脆弱性によって影響を受けるバージョンが異なるが、Windowsショートカットの取り扱いに起因する複数の脆弱性が明らかとなったもの。

「CVE-2025-52837」では、任意のファイルやフォルダを削除し、権限の昇格が可能。またインストーラに問題があり、インストール時に、任意のファイルを削除される「CVE-2025-48443」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2025-52837」が「7.8」、「CVE-2025-48443」が「6.7」と評価されている。

「CVE-2025-48443」については、5月23日の時点で脆弱性が修正されているインストーラーが公開されている。「CVE-2025-52837」については、「同5.8.0.1330」にて修正。アップデートは自動的に配信、適用されるという。いずれも修正時点で悪用は確認されていない。

(Security NEXT - 2025/07/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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