「WAGO Device Sphere」に脆弱性 - 同一証明書により認証回避が可能
WAGOが提供する産業ネットワーク向けデバイス管理ソフトウェア「Device Sphere」に脆弱性が明らかとなった。
環境ごとに証明書を用意せず、すべてのインストール環境で「JWTトークン」の署名や暗号化において共通の証明書を使用する脆弱性「CVE-2025-41672」が明らかとなった。リモートより認証なしにアクセスが可能となる。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは最高値の「10.0」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同社では、2025年6月5日に脆弱性を修正した「Device Sphere 1.0.1」をリリース。ユーザーにアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/07/08 )
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