「Apache Tomcat」に脆弱性 - 5月中旬の更新で修正済み
「Apache Tomcat」の開発チームは、5月中旬にリリースしたアップデートで脆弱性に対処したことを明らかにした。
大文字、小文字に対する不適切な取り扱いに起因する脆弱性「CVE-2025-46701」が明らかとなったもの。CGIサーブレットにおいて「pathInfo」で設定されたセキュリティによる制限をバイパスされるおそれがある。
大文字と小文字を区別しないファイルシステムで「Apache Tomcat」が稼働しており、CGIサーブレットを用いる環境が影響を受ける。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.3」、重要度を「高(High)」とレーティングした。
5月12日から13日にかけてリリースした「Apache Tomcat 11.0.7」「同10.1.41」「同9.0.105」にて同脆弱性を修正。5月29日に脆弱性を公表しており、利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/06/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
BIツール「Apache Superset」にセキュリティ設定をバイパスできる脆弱性
「Spring Cloud Gateway」のヘッダ処理に脆弱性 - 偽装のおそれ
ウェブメール「Roundcube」に脆弱性 - アップデートがリリース
「openSUSE Tumbleweed」の「cyrus-imapd」に深刻な脆弱性
「Argo CD」に脆弱性 - Kubernetesリソースを操作されるおそれ
「Thunderbird 139」で重大脆弱性 - 採番CVEに見直しの可能性
「Netwrix Directory Manager」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
「BIND 9」に緊急脆弱性 - 1パケットでDoS攻撃が可能
「VMware Avi Load Balancer」にブラインドSQLi脆弱性
LLM向け開発フレームワーク「Langroid」に脆弱性 - 公開アプリで影響大