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「openSUSE Tumbleweed」の「cyrus-imapd」に深刻な脆弱性

「IMAP」や「POP3」「LMTP」などをサポートするメールサーバ向けコンポーネント「cyrus-imapd」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

Linuxディストリビューションの「openSUSE Tumbleweed」に実装されたバージョンのシンボリックリンク処理に「CVE-2025-23394」が確認された。脆弱性を悪用されると「root権限」を奪取されるおそれがあるという。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価している。

「同3.8.4-2.1」より以前のバージョンが脆弱性の影響を受けるとしており、注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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