キヤノン製「Sateraシリーズ」の一部モデルなどにRCE脆弱性
キヤノンが提供するスモールオフィス向け複合機やレーザープリンタに深刻な脆弱性が明らかとなった。ファームウェアのアップデートが提供されている。
ウェブサービスの認証処理部分にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2025-2146」が判明したもの。同一ネットワーク上より任意のコードを実行したり、サービス拒否を引き起こすことが可能。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。脆弱性の悪用による被害は5月23日の時点で確認されていない。
国内外に展開されている幅広いモデルに影響があり、日本国内向けとしては「Sateraシリーズ」として展開されている「MF551dw」「MF457dw」「MF656Cdw」「MF654Cdw」の4モデルが影響を受ける。
「MF656Cdw」「MF654Cdw」に関しては、これまでも脆弱性「CVE-2024-12647」「CVE-2024-12648」「CVE-2024-12649」が確認されており、注意が呼びかけられていた。
(Security NEXT - 2025/05/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Apache httpd」にSSRFやセッションハイジャックなど複数脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 複数脆弱性を修正
SAP、月例アドバイザリ31件を公開 - 「クリティカル」6件
米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
ビデオ会議のZoom、クライアントの複数脆弱性を解消
脆弱性4件を修正、「rsync」の深刻な脆弱性も解消 - GitLab
「PAN-OS」「GlobalProtect App」など複数製品の脆弱性を解消 - Palo Alto
「EPM」や「EPMM」などIvanti複数製品に脆弱性 - 悪用は未確認
Adobe製フォーム作成管理ツールに悪用リスク高い脆弱性
「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性 - 緊急アップデートを