Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

BIツール「Apache Superset」にセキュリティ設定をバイパスできる脆弱性

データの可視化や分析が行えるBIツール「Apache Superset」に情報漏洩につながるおそれのある脆弱性が明らかとなった。開発チームでは脆弱性を修正するアップデートを提供している。

セキュリティ機能をバイパスできる脆弱性「CVE-2025-48912」が明らかとなったもの。

細工した「SQLクエリ」によりサブクエリを利用し、行レベルのセキュリティ設定を解析処理で回避し、データにアクセスできる脆弱性「CVE-2025-48912」が明らかとなったもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「7.1」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

開発チームは、問題を修正したバージョン「4.1.2」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正