「Chrome 137」の早期安定版がリリース - 8件のセキュリティ修正
Googleは現地時間5月21日、一部利用者に対してブラウザ「Chrome 137」における早期安定版の提供を開始した。
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 137.0.7151.41」「同137.0.7151.40」をリリースしたもの。「早期安定版(Early Stable)」は、Chrome 110以降、正式な安定版公開の約1週間前に、一部のユーザー向けに提供している。
これまで「早期安定版」のリリースにあたり、対処した脆弱性の内容を言及するケースはなかったが、今回セキュリティに関する8件の修正を実施したことを明らかにしている。
これら修正には、CVE番号が付与された5件の脆弱性も含まれる。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなかった。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は「CVE-2025-5063」の1件のみ。「Compositing」において解放済みメモリへアクセスする「Use After Free」の脆弱性としており、4月18日に報告を受けたという。
(Security NEXT - 2025/05/22 )
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