米当局、悪用されている脆弱性5件について注意喚起
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、悪用されている5件の脆弱性について注意喚起を行った。
現地時間2025年1月13日から14日にかけて、あわせて6件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。米行政機関に対し、一定期間内に対応するよう求めるとともに広く注意喚起を行った。
1月13日には、BeyondTrustが提供する「Privileged Remote Access(PRA)」および「Remote Support(RS)」に判明したOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-12686」を追加。さらにQlikが提供する「Qlik Sense」において、HTTPリクエストの処理に問題があり、権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2023-48365」をリストへ加えている。
またパッチチューズデーにあたる翌14日には、同日公開された脆弱性4件を早速登録した。
マイクロソフトは同日公開した1月の月例セキュリティ更新で、「Microsoft Windows Hyper-V NT Kernel Integration VSP」に関する脆弱性3件「CVE-2025-21333」「CVE-2025-21334」「CVE-2025-21335」を修正。これら脆弱性が悪用されていることを明らかにしている。
さらにFortinetの「FortiOS」において細工されたリクエストにより認可をバイパスし、管理者権限を取得できる「CVE-2024-55591」についても同リストへ追加した。
(Security NEXT - 2025/01/15 )
ツイート
PR
関連記事
ハウステンボスへのサイバー攻撃 - 個人情報流出の可能性
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年12月7日〜2025年12月13日)
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
【特別企画】最先端企業が直面した「AIセキュリティの盲点」とは? - 生成AIテーマにカンファレンス
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
