ランサム被害の保険見直し本舗、個人情報流出の可能性
保険販売代理店の保険見直し本舗は、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けた問題で、顧客の個人情報が外部へ流出した可能性があることを明らかにした。
同社によれば、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、同社の一部システムで障害が発生していることを2月16日に確認。同社では事態を公表するとともに影響範囲など調査を進めている。
調査を行ったところ、一部サーバで保管されているファイルが暗号化されていることが判明。これらファイルには、保険契約に関する個人情報や、同社グループが協業先企業から受託した業務に関する個人情報が含まれていることがわかった。
4月30日の時点で、攻撃者によるデータの外部公開や二次被害などは確認されていないものの、外部へデータが流出した可能性がある。4月25日の時点で、生命保険29社、損害保険24社における約170万件が対象となる。
生命保険や損害保険に申し込んだ契約者や被保険者の氏名、住所、電話番号、生年月日、職業などが含まれる。また保険に関する相談を行った顧客についても氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどが流出したおそれがある。
同社では、対象となる顧客に書面で個別に連絡を取る方針。被害範囲や原因など詳細について外部協力のもと引き続き調査を進め、再発防止策を講じるとしている。
(Security NEXT - 2025/05/01 )
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