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ランサム被害、ネットワーク機器の脆弱性に起因 - トーモク

段ボールや紙製品を中心とした総合包装メーカーであるトーモクは、サイバー攻撃を受けた問題で、個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、2025年5月3日に同社グループの一部サーバがランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、データを暗号化される被害が発生したもの。5月8日に事態を公表している。

外部協力のもと調査を行ったところ、ネットワーク機器の脆弱性を突かれて侵害されたことが判明。保有する情報の一部が流出した可能性があることがわかった。

流出した可能性があるのは、同社従業員の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど。また、業務関連の情報も外部へ流出した可能性があるという。

対象となる関係者には個別に通知するなど対応を進めている。7月22日の時点で不正利用などの二次被害などは確認されていない。

同社ではセキュリティ専門家の助言を受けてセキュリティ対策を実施した。システムの復旧も完了したとしている。

(Security NEXT - 2025/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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