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サイバー攻撃による個人情報流出が判明 - HOYA

光学ガラスメーカーのHOYAにおいて大規模なシステム障害が発生した問題で、同社は第三者によるサイバー攻撃が原因だったことを明らかにした。個人情報の外部流出も確認されている。

2024年3月30日未明に同社海外事業所でシステムの異常が生じ、調査をしたところ、同社グループの国内外の事業所でシステム障害が発生していることを確認。その後外部協力のもと調査を進めていた。

第三者のサイバー攻撃によってシステム障害が引き起こされたことがフォレンジック調査により判明。グループ内の一部サーバからファイルを窃取されたことがわかった。攻撃を受けたシステムは、PENTAXライフケア事業部およびメディカル事業部の一部システムだという。

窃取されたファイルを精査したところ、個人情報の流出が判明。2016年から2022年にかけて、関東圏の4医療機関で同社製品による内視鏡検査を受診した約1000人の氏名、性別、年齢が対象となる。

さらに2024年3月末までにPENTAXライフケア事業部へ送られた履歴書などの採用関連情報約500人分、2024年3月時点でPENTAXライフケア事業部と取り引きのあった会社名、代表者名、住所、電話番号、銀行口座など約2000人分が流出した。

(Security NEXT - 2025/04/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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