Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」にアップデート - 14件のセキュリティ修正を実施

Googleは現地時間4月1日、同社ブラウザ「Chrome」の最新版となる「Chrome 135」をリリースした。複数の脆弱性を修正している

今回のアップデートでは、WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 135.0.7049.42」「同135.0.7049.41」、Linux向けに「同135.0.7049.52」をリリースした。セキュリティに関する14件の修正を実施しており、CVEベースで9件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。

今回の修正に、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていなかった。2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は「CVE-2025-3066」の1件。「ナビゲーション」処理において解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性としている。

さらに「カスタムタブ」や「インテント」「拡張機能」などにおける実装不備「CVE-2025-3067」「CVE-2025-3068」「CVE-2025-3069」や、拡張機能における信頼できないデータ入力における検証の不備「CVE-2025-3070」など、「中(Medium)」とされる脆弱性4件を修正。

そのほか「ナビゲーション」「オートフィル」「カスタムタブ」「ダウンロード」処理などに判明した「低(Low)」とされる脆弱性4件に対処している。

Googleでは今後数日から数週間をかけて、各プラットフォーム向けにアップデートを展開していく予定。今回のアップデートで対応した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2025-3066
CVE-2025-3067
CVE-2025-3068
CVE-2025-3069
CVE-2025-3070
CVE-2025-3071
CVE-2025-3072
CVE-2025-3073
CVE-2025-3074

(Security NEXT - 2025/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Chrome」にアップデート - スクリプトエンジンの脆弱性を修正
「MS Edge」にアップデート - セーフブラウジング関連の脆弱性を解消
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
「Google Chrome 141」を公開 - 21件のセキュリティ修正
「Chrome」にアップデート - 「V8」に関する脆弱性3件を修正
「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も
米当局、「Chromium」の脆弱性悪用に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正