Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消

Googleは現地時間6月10日、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。

WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 137.0.7151.104」「同137.0.7151.103」、Linux向けに「同137.0.7151.103」をリリースしたもの。今回のアップデートでは、CVEベースで2件の脆弱性に対処した。

具体的には、メディア処理における解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2025-5958」に対処。あわせてスクリプトエンジン「V8」における型の取り違えの脆弱性「CVE-2025-5959」を解消している。

それぞれ5月25日、6月4日に報告を受けたとしており、ともに重要度を上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングした。

Googleでは今後、数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。

(Security NEXT - 2025/06/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
「Roundcube」脆弱性、詳細やPoCが公開予定 - 早急に対応を