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法人の不正送金被害額が急増 前四半期比4.5倍に

法人については、22件の不正送金被害が報告された。被害全体に対する割合は少ないものの、前四半期の10件から倍増している。

法人における被害額については、前四半期の約7800万円から約4.8倍となる約3億7500万円へと急拡大した。

1件あたりの平均被害額は約1705万円となり、個人における被害の約8倍に及ぶ。

不正送金被害に対する金融機関の補償状況を見ると、同四半期に対応件数が決定した512件のうち、補償対象となったのは464件。補償率は90.6%だった。

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1件あたりの被害額推移(グラフ:全銀協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2025/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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