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「Junos OS」攻撃で複数マルウェア - マルウェア除去の実施を

Juniper Networksは、同社ネットワーク機器に搭載されている「Junos OS」のゼロデイ脆弱性を標的とした攻撃が展開された問題で、攻撃手法の分析結果を取りまとめた。アップデートにくわえて、マルウェア除去を呼びかけている。

2024年7月に同社ルータ「MXシリーズ」におけるマルウェア感染の疑いが判明。同社では調査プロジェクト「RedPenguin」を設置し、調査を進めてきたという。

今回確認された攻撃では、攻撃者が事前にroot権限を取得していた可能性があり、認証情報が漏洩していたおそれがある。

また攻撃では、「Junos OS」においてメモリを改ざんしてバックドアを提供する「lmpad」、遠隔でコマンドを実行できるリモートアクセスツール(RAT)の「jdosd」を悪用していた。

さらに高度な暗号技術を使ったRATである「irad」、TinyShellをベースとしたバックドア型RAT「appid」「to」「oemd」など6種類のマルウェアが展開されていた。

(Security NEXT - 2025/03/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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