Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Cisco IOS XR」に複数の脆弱性 - アップデートで修正

Cisco Systemsは現地時間2025年3月12日、セキュリティアドバイザリを公開し、10件の脆弱性について明らかにした。

いずれも「Cisco IOS XR Software」に関するセキュリティアドバイザリで、10件の脆弱性について明らかにした。一部脆弱性は同ソフトウェアに起因するものの、特定機種のみが影響を受けるとしている。いずれも悪用は確認されていない。

重要度が「高(High)」とされるアドバイザリは7件。「CVE-2025-20138」は「Cisco IOS XR」が実装されている製品において任意のコマンドを実行可能となる脆弱性。

コマンドラインインターフェースに入力検証の不備が存在。ローカル環境で「root権限」を取得することが可能になる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.8」と評価されている。

また「ASR 9000シリーズ」では、「Cisco IOS XR Software」においてラインカードがリセットされ、サービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2025-20142」「CVE-2025-20146」が確認された。CVSS基本値はともに「8.6」。

(Security NEXT - 2025/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開