警告音付き偽画面でサポート詐欺被害、支払要求で気付く - 松山大
松山大学と松山短期大学は、職員がいわゆる「サポート詐欺」の被害に遭ったことを明らかにした。端末内部に保存されていた個人情報が流出した可能性があるという。
同大によれば、1月3日、職員が自宅のパソコンでインターネットを利用していた際、警告音とともに偽のセキュリティ警告画面が表示され、正規の警告であると誤解し、サポート詐欺の被害に遭ったという。
画面に表示された指示に従い、サポート窓口と信じてかけた電話で、相手の指示に従って操作を進めてしまい、パソコンが遠隔から操作できる状態が発生。料金の支払いを求められたことで「サポート詐欺」と気付いた。
端末内部のファイル488件に学生889人分の氏名、生年月日、性別、学籍番号、成績、レポート、編入学試験出願書類など個人情報が含まれており、遠隔操作が可能だった間に窃取された可能性がある。
同大では今回の問題を受け、教職員に対してフィッシング詐欺の手口や対策を説明するなど研修を実施し、注意するよう求めた。今後も引き続き啓発活動を計画的に実施し、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2025/03/11 )
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