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フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向

同協会が調査のため用意しているメールアドレスに着信したフィッシングメールにおいて、送信元に正規のドメインを偽装したいわゆる「なりすましメール」は約42.1%。前月の約32.9%から9.2ポイント上昇している。

「なりすましメール」における約62.7%は、送信ドメイン認証技術「DMARC」で受信拒否または隔離が可能だが、約37.1%については、「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」そのものが設定されていなかったという。

一方、調査用メールアドレスに着信した約57.9%のメールは独自ドメイン名を用いていた。そのうち約8.0%のメールで、DMARC認証に成功していた。

逆引き設定されていないIPアドレスからの送信は約97.9%と高い水準で推移している。

(Security NEXT - 2025/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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