Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

F5、「BIG-IP」などに複数の脆弱性 - アップデートで修正

F5は、四半期ごとのセキュリティアドバイザリを公開し、同社ネットワーク製品「BIG-IP」やウェブサーバ「NGINX」の脆弱性へ対処したことを明らかにした。

現地時間2月5日にアドバイザリを公開し、重要度が「高(High)」とされる13件の脆弱性や、「中(Medium)」とされる3件、「低(Low)」とされる1件のあわせて17件について明らかにしたもの。

脆弱性によって影響を受ける製品やバージョンは異なるが、「BIG-IP」や「BIG-IP Next SPK」「BIG-IP Next CNF」「BIG-IP Next Central Manager」「NGINX」においてアップデートが提供されている。

なかでも、「BIG-IP」の「iControl REST」「BIG-IP TMOS Shell(tmsh)」において認証されたユーザーにより任意のコマンドが実行できるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2025-20029」は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「8.8」と評価されている。

また同じく「iControl REST」には別のコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2025-23239」も存在。アプライアンスモードにおいて管理者ロールを持つユーザーによって任意のシェルコマンドが実行できるという。CVSS基本値は「8.7」となっている。

(Security NEXT - 2025/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み