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医療機関の届出書類が所在不明、袖机ごと廃棄か - 東京都

東京都は、60の医療機関より提出された届出関係書類が所在不明になっていることを明らかにした。執務室の転換工事を行った際、誤って廃棄した可能性が高いとしている。

氏名や印影を含む医療法人の事業報告書68件をはじめ、印影、社員総会、理事会議事録、印鑑登録証明書、役員の履歴書を含む医療法人の役員変更届4件、印影を含む医療法人の登記届3件、印影および医療機関会計関係情報を含む医療法人の経営情報報告2件などを紛失していることが判明した。

都によれば、1月20日に医療機関より提出された届出関連書類が保管された袖机が見当たらないことに職員が気づいたという。

執務室を未来型オフィスにするため、前週末の1月17日から19日にかけて執務室を工事したばかりで、転換工事にあたり、不要となった什器などの廃棄も行っていたという。

業務委託先の事業者とともに探したが発見できなかった。工事を行った際、委託先事業者以外は立ち入っておらず、誤って廃棄した可能性が高いとしている。

問題の発覚を受けて、都では対象となる医療法人へ経緯の説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2025/02/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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