「サポート詐欺」で1000万円超の被害 - ネットバンクへ誘導
被害者が、オンラインバンキングからサポート料金として請求された2万円を送金したつもりが、実際は50万円を送金されたとの相談が寄せられた。また家族が「安全な口座に現金を移す必要がある」などとだまされ、1000万円以上が不正送金される被害なども発生している。
さらに「サポート詐欺」において、言葉巧みにスマートフォンへ遠隔操作アプリをインストールさせようとするケースも報告されている。
「偽警告」が表示された端末でオンラインバンキングを利用していないことがわかると、オンラインバンキングを利用しているAndroidスマートフォンに遠隔操作アプリをインストールするよう促され、50万円を不正送金されたとの相談が寄せられた。
また被害者が途中で不審に思い、指示に従わなかったため未遂に終わったが、オンラインバンキングのワンタイムパスワードを窃取する目的で、スマートフォンへ遠隔操作アプリをインストールするよう求めてきたケースもあったという。
同機構では、パソコンの利用中にマルウェアの感染警告が表示されても、記載された電話番号には電話をかけないよう注意を呼びかけている。
また誤って電話をしてしまった場合も、電話の相手の指示に従って遠隔操作をさせたり、オンラインバンキングにログインしないよう求めた。あわせてオンラインバンキングのパスワードやワンタイムパスワードを他人へ絶対に教えないよう注意喚起を行っている。
(Security NEXT - 2025/01/31 )
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