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BeyondTrustのリモート管理製品に深刻な脆弱性 - 悪用も確認済み

BeyondTrustが提供する特権アカウントのリモートアクセス管理ツール「Privileged Remote Access(PRA)」や、リモートサポートツール「Remote Support(RS)」に、深刻な脆弱性が判明した。悪用が確認されており、注意が呼びかけられている。

現地時間12月16日にセキュリティアドバイザリを公開し、コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-12356」について明らかにしたもの。

「同24.3.1」および以前のバージョンに影響があり、細工したリクエストを用いることで認証を必要とすることなくシステムの「site user」権限でコマンドの実行が可能となる。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

両製品のオンプレミス版を利用するユーザーに対して、修正パッチとなる「BT24-10-ONPREM1」「BT24-10-ONPREM2」を提供。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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