GitLab、セキュリティアップデートを公開 - 脆弱性12件を解消
GitLabは、「Community Edition(CE)」および「Enterprise Edition(EE)」向けにアップデートとなる「同17.6.2」「同17.5.4」「同17.4.6」を公開した。
現地時間12月11日にセキュリティアドバイザリを公開し、脆弱性12件のほか、バグを解消したことを明らかにしたもの。脆弱性の11件はバグ報奨金プログラムを通じて報告されたもので、のこる1件は内部で発見したという。
具体的には、重要度が上から2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性2件を修正した。Kubernetesプロキシレスポンスにおける「Network Error Logging(NEL)」ヘッダの注入に起因し、セッションデータが漏洩する「CVE-2024-11274」を解消したほか、認証なしにリクエストを繰り返すことでサービス拒否を引き起こすことができる「CVE-2024-8233」に対応した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2024-11274」が「8.7」、「CVE-2024-8233」は「7.5」と評価されている。
このほか、OAuthフローの悪用やクロスサイトスクリプティング(XSS)など、重要度が「中(Medium)」とされる8件や、「低(Low)」とされる2件を階小している。
できる限り早急に最新版へ更新するよう求めている。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。なお、1件の脆弱性については、アドバイザリ公開時点でCVE番号が申請中のため、採番されていない。
CVE-2024-8116
CVE-2024-8179
CVE-2024-8233
CVE-2024-8647
CVE-2024-8650
CVE-2024-9367
CVE-2024-9387
CVE-2024-9633
CVE-2024-10043
CVE-2024-11274
CVE-2024-12292
(Security NEXT - 2024/12/12 )
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