Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

名古屋市営バスの料金箱で障害、料金徴収できず - アップデートが影響か

名古屋市の市営バスで、11月25日に料金箱で運賃を徴収できなくなるシステム障害が発生した。サイバー攻撃は否定しており、アップデートが影響したものと見て調査を進めている。

同市では1048台のバスを管理しているが、このうち7月より本格導入を開始したあたらしい料金箱を搭載しており、25日に運行された781台で不具合が生じた。

始発の営業開始時より料金箱を起動できず、エラーが表示される状態が発生。運行が遅延するなどの影響はなかったが、約4万人の乗客より料金を受け取ることができなかった。乗客には次回乗車時に料金をあわせて支払うよう呼びかけている。

メーカーと連絡を取り、運行の合間に復旧作業を進め、同日19時ごろ全車両で復旧。翌26日は始発より全車平常通りに運行している。

25日より改修したプログラムをあらたに導入しており、アップデートが影響を及ぼした可能性もあるとしてメーカーが詳しく調べている。

(Security NEXT - 2024/11/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
教員が小学校授業で過去の年賀ハガキを教材利用 - 横須賀市
生活保護受給者の医療券を別機関へ誤送付 - 新潟市
県立高で施錠管理の住民票記載事項証明書が所在不明 - 香川県
子育て事務センターで請求書を紛失、受領するも未処理 - 堺市
熊本県農業サイトへのサイバー攻撃、詳細調査でDB侵害が判明
外部からサイバー攻撃、一部業務で遅延も - システムエグゼ