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名古屋市営バスの料金箱で障害、料金徴収できず - アップデートが影響か

料金箱における機能の追加は、営業所で金庫を精算する際、営業所内の端末より金庫へあらたなプログラムを配布し、金庫を料金箱に戻すと車両へアップデートが適用されるしくみだという。

アップデートにあたり、試験場で事前に繰り返しプログラムの動作確認を行っていたが、その際に不具合は確認されなかった。営業所へ配布、適用する段階で何らかの不具合が生じた可能性がある。

外部からのサイバー攻撃などの影響ではないとの見方も示した。今回障害が生じた料金箱に対して、インターネットなどオンライン経由でアクセスする手段もないとしている。

新料金箱は、2月に2台のバスで試験的に導入。7月より本格導入を進めているが、今回のように乗客へ大きな影響を及ぼすトラブルはこれまでなかった。

同市では、引き続きメーカーと連携して原因究明を進めるほか、委託先の作業体制や管理監督体制など見直し、再発防止を講じるとしている。

(Security NEXT - 2024/11/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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