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「Android」にセキュリティアップデート - 一部脆弱性は悪用も

カーネルに含まれるQualcomm製コンポーネントに判明したメモリ破壊の脆弱性「CVE-2024-43047」や、「Android Framework」において権限昇格が可能となる「CVE-2024-43093」については、限定的としつつも、標的型攻撃に悪用された形跡があるという。

同社は、端末メーカーが柔軟に対応できるよう、これらパッチレベルを用意したと説明。ユーザーに対し、端末に最新のパッチを適用するよう求めている。

またアップデートに含まれる脆弱性修正のソースコードは、「Android Open Source Project(AOSP)」で公開されている。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

パッチレベル「2024-11-01」にて修正した脆弱性

CVE-2024-29779
CVE-2024-34719
CVE-2024-40660
CVE-2024-40661
CVE-2024-43080
CVE-2024-43081
CVE-2024-43082
CVE-2024-43083
CVE-2024-43084
CVE-2024-43085
CVE-2024-43086
CVE-2024-43087
CVE-2024-43088
CVE-2024-43089
CVE-2024-43090
CVE-2024-43091
CVE-2024-43093

パッチレベル「2024-11-05」にて修正した脆弱性

CVE-2023-35659
CVE-2023-35686
CVE-2024-20104
CVE-2024-20106
CVE-2024-21455
CVE-2024-23385
CVE-2024-23715
CVE-2024-31337
CVE-2024-34729
CVE-2024-34747
CVE-2024-36978
CVE-2024-38402
CVE-2024-38403
CVE-2024-38405
CVE-2024-38408
CVE-2024-38415
CVE-2024-38421
CVE-2024-38422
CVE-2024-38423
CVE-2024-38424
CVE-2024-40671
CVE-2024-43047
CVE-2024-46740

(Security NEXT - 2024/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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