Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Wantedly」で設定不備 - 非公開ページや個人情報が閲覧可能に

あらたに判明した不備も同じくシステムの設定ミスに起因。未公開、あるいは削除された募集記事、企業ページであっても、公開範囲を超えてブックマークやフォロー、募集に対する応募が可能な状態で、URLを直接入力することにより、第三者がアクセスできる状態だった。

対象期間は2013年10月17日から2024年6月10日までとしており、閲覧された可能性がある企業ページは2万4435件、募集記事数は19万4733件、ユーザー数は20万578人にのぼる。

それぞれメンバーとして登録されたユーザーの氏名、所属企業、職種、プロフィール画像、キャッチコピー、自己紹介文、スキル、特徴などが含まれる。設定不備については、6月11日に修正を終えた。

今回の問題を受け、同社ではソフトウェアの設計において、開発ルールの見直しやセキュリティ対策に関する教育を継続するほか、セキュリティ運用ルールの見直しを図る。

あわせて脆弱性診断を実施。ネットワーク経路およびデータベースに対する調査やセキュリティ強化を実施するなど、技術的な安全管理を強化して再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
会報誌データのメール送信時に誤送信 - 群馬県立点字図書館
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に