2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減
同四半期に脆弱性の届け出があったソフトウェア製品の種類を見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が15件でもっとも多く、「ルータ」が9件だった。オープンソースソフトウェアに関する届け出は14件。
原因を見ると、「その他実装上の不備」が39件で最多。「ウェブアプリケーションの脆弱性」が28件で続く。影響を見ると「任意のスクリプトの実行」が16件、「任意のコードの実行」「情報の漏洩」がそれぞれ13件だった。
同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は67件。「連絡不能開発者」としてあらたに公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と同じく251件となっている。
一方ウェブサイト関連の脆弱性では、「クロスサイトスクリプティング」が12件、「SQLインジェクション」と「ファイルの誤った公開」が各1件だった。影響を見ると「本物サイト上への偽情報の表示」が12件でもっとも多く、次いで「個人情報の漏洩(4件)」だった。
同四半期に修正を完了したウェブサイト関連の届け出は44件。95%にあたる42件は、通知から90日以内に修正が完了している。
(Security NEXT - 2024/07/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開