ニデック子会社へのランサム攻撃、グループ会社にも影響広がる
モータやカードリーダーなどを製造するニデックインスツルメンツ(旧日本電産サンキョー)がサイバー攻撃を受けた問題で、同社グループ会社も影響を受けたことがわかった。データが外部に流出した可能性もあるという。
同社では5月26日にランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、複数サーバ内のファイルを暗号化される被害が発生。6月10日に事態を公表するとともに調査や復旧を進めている。
調査の結果、同社グループのニデックインスツルメンツサービスエンジニアリング、ニデックインスツルメンツ秋田、ニデックマテリアル、ニデックオルゴール記念館すわのね、東京丸善工業、サンセイキ、海外法人で利用する社内システムのサーバやファイルサーバについても一部データを暗号化されたことが判明した。
またこれらデータを取得され、外部に流出した可能性もあり、具体的な影響について調査を行っている。6月18日にはいわゆる「リークサイト」に関連すると見られるダウンロードリンクが一時掲載され、データをダウンロードできる状態も発生した。
その後ダウンロードできない状態となっているが、リークサイトの監視を行っている。
(Security NEXT - 2024/07/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み