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ニデック子会社へのランサム攻撃、グループ会社にも影響広がる

モータやカードリーダーなどを製造するニデックインスツルメンツ(旧日本電産サンキョー)がサイバー攻撃を受けた問題で、同社グループ会社も影響を受けたことがわかった。データが外部に流出した可能性もあるという。

同社では5月26日にランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、複数サーバ内のファイルを暗号化される被害が発生。6月10日に事態を公表するとともに調査や復旧を進めている。

調査の結果、同社グループのニデックインスツルメンツサービスエンジニアリング、ニデックインスツルメンツ秋田、ニデックマテリアル、ニデックオルゴール記念館すわのね、東京丸善工業、サンセイキ、海外法人で利用する社内システムのサーバやファイルサーバについても一部データを暗号化されたことが判明した。

またこれらデータを取得され、外部に流出した可能性もあり、具体的な影響について調査を行っている。6月18日にはいわゆる「リークサイト」に関連すると見られるダウンロードリンクが一時掲載され、データをダウンロードできる状態も発生した。

その後ダウンロードできない状態となっているが、リークサイトの監視を行っている。

(Security NEXT - 2024/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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