Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks

Palo Alto Networksは、同社ファイアウォール製品がOSとして搭載している「PAN-OS」において複数の脆弱性を修正したことを明らかにした。

現地時間4月10日にアドバイザリを公開し、7件の脆弱性について明らかにしたもの。いずれも悪用は確認されていない。このうち4件については重要度を上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

具体的に見ると、「Cloud Identity Engine(CIE)エージェント」より受診したデータの処理に問題があり、ユーザーIDグループが変更できる「CVE-2024-3383」が明らかとなった。共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「8.3」と評価されている。

のこる3件「CVE-2024-3382」「CVE-2024-3384」「CVE-2024-3385」については、いずれもファイアウォールがサービス拒否に陥る脆弱性。いずれもCVSS基本値は「8.2」と評価されている。

「CVE-2024-3384」「CVE-2024-3385」では、脆弱性を悪用することでハードウェアをリモートより再起動させ、繰り返し攻撃することでメンテナンスモードに移行させることができるという。

(Security NEXT - 2024/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
複数サーバやPCがランサム被害、影響など調査 - 三晃空調
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「制御システムセキュリティカンファレンス2026」を2月に都内で開催
高校部活体験会申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 群馬県
配達中に郵便物1束を紛失 - さいたま市内の郵便局
メルマガアカウント侵害、スパム送信踏み台に - サロン向け器具メーカー