エレコム製無線LANルータ2機種に複数の脆弱性
エレコム製の無線LANルータ「WRC-X3200GST3-B」「WRC-G01-W」に複数の脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するファームウェアが提供されている。
細工されたリクエストにより任意のコマンドを実行されるおそれがあるOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-25568」をはじめ、3件の脆弱性が判明したもの。いずれも隣接したネットワークより悪用が可能だという。
「CVE-2024-26258」は、同じくOSコマンドインジェクションの脆弱性だが、製品に対するログイン認証が必要。さらに細工したリクエストで機微な情報を含む設定ファイルが窃取されるおそれがある情報漏洩の脆弱性「CVE-2024-29225」も明らかとなっている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「CVE-2024-25568」が「8.8」、「CVE-2024-26258」が「6.8」、「CVE-2024-29225」が「6.5」。
ゼロゼロワンの早川宙也氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、調整が行われた。エレコムでは脆弱性を修正したファームウェアを提供している。
また脆弱性情報のポータルサイトのJVNでは、2月に公表した同社製無線ルータに関するアドバイザリに関して影響を受けるシステムの情報について更新を行った。
(Security NEXT - 2024/03/27 )
ツイート
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ