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エレコム製の複数無線LANルータに3件の脆弱性

エレコムが提供する複数の無線LANルータに脆弱性が明らかとなった。ファームウェアのアップデートが提供されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同社が提供する5モデル「WRC-1167GS2-B」「WRC-1167GS2H-B」「WRC-2533GS2-B」「WRC-2533GS2-W」「WRC-2533GS2V-B」において3件の脆弱性が明らかとなったもの。

具体的には、ログインしたユーザーによって任意のコマンドが実行可能となるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-25579」が判明した。

さらにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-21798」や、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2024-23910」が明らかとなっている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「CVE-2024-25579」が「6.8」、「CVE-2024-21798」が「4.8」、「CVE-2024-23910」が「4.3」。

脆弱性を修正したファームウェアが提供されており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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