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Ivanti製品、パッチ提供に遅れ - 緩和策を回避する攻撃も

「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」「Ivanti Policy Secure Gateway」にゼロデイ脆弱性「CVE-2023-46805」「CVE-2024-21887」が明らかとなった問題で、Ivantiはパッチのリリース計画が予定より遅れていることを明らかにした。

同社は、パッチのリリース時期を予告していたが、セキュリティや品質のためにパッチをリリースするタイミングが変更になることがあると説明。

当初1月22日の週に公開を予定していた「Ivanti Connect Secure 22.5R1.1」「同22.4R2x」「同9.1R18x」「同9.1R17x」および「Ivanti Policy Secure 22.5R1x」「同9.1R18x」「同9.1R17x」「ZTA 22.6R1x」のパッチについては、1月29日の週にリリースを予定しているという。他バージョンについても提供時期が後ろ倒しとなる見込み。

くわえて同社は「XML」ファイルを用いた脆弱性の緩和策について、特定の操作を行うと緩和策の効果を失い、再度脆弱な状態が発生することを明らかにしている。具体的に影響を与える操作を挙げ、注意を呼びかけた。

また同問題に関して、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、一部攻撃者が緩和策や検出などを回避していると指摘している。

(Security NEXT - 2024/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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