IvantiのVPN製品にゼロデイ脆弱性 - パッチ準備中、緩和策の実施を
Ivantiが提供するリモートアクセス製品「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」「Ivanti Policy Secure Gateway」に脆弱性が明らかとなった。すでに悪用が確認されているが、パッチは準備中であり、緩和策を講じるよう呼びかけられている。
同社は現地時間1月10日にセキュリティアドバイザリをリリースし、2件の脆弱性「CVE-2023-46805」「CVE-2024-21887」について明らかにするとともに対策を呼びかけたもの。
「CVE-2023-46805」は、ウェブコンポーネントにおいて認証のバイパスが可能となる脆弱性。また「CVE-2024-21887」はコマンドインジェクションの脆弱性で、管理者がウェブコンポーネントより任意のコマンドを実行できるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアは、「CVE-2024-21887」が「9.1」、「CVE-2023-46805」が「8.2」となっているが、あくまでも脆弱性単体に対する評価である点に注意が必要だ。
これら脆弱性は組み合わせて悪用でき、認証なしに細工したリクエストによって任意のコマンドを実行することが可能。脆弱性を発見、報告したVolexityにおいてもこれら脆弱性が組み合わせて悪用されていたことを明らかにしている。
(Security NEXT - 2024/01/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル