「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
Ivantiは現地時間2025年11月12日、エンドポイント管理製品「Ivanti Endpoint Manager(EPM)」に脆弱性が確認されたとしてセキュリティアップデートをリリースした。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、セキュリティアドバイザリを公開したもの。同社ではアップデートをリリースし、「Ivanti EPM」に関する3件の脆弱性に対処したという。
具体的には、リモートより認証を必要とすることなくコードの実行が可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-9713」や、信頼できないデータをデシリアライズするため、権限の昇格が可能となる「CVE-2025-11622」に対応した。
いずれも2025年10月のアドバイザリで公表していた脆弱性の一部となる。くわえて権限の設定不備によりローカル環境で任意のファイルを書き込みできる脆弱性「CVE-2025-10918」を修正した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2025-9713」を「8.8」、「CVE-2025-11622」を「7.8」、「CVE-2025-10918」を「7.1」と評価。いずれも重要度を「高(High)」とレーティングしている。
(Security NEXT - 2025/11/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
バッファロー製ルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に脆弱性 - ファームウェアの更新を
「GNU Libmicrohttpd」に複数脆弱性 - 実験的コンポーネントに起因
JetBrains「YouTrack」に複数の脆弱性 - トークン漏洩のおそれも
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Elasticのエンドポイント対策「Elastic Defend」に脆弱性 - 修正版を提供
「NVIDIA App」インストーラに脆弱性 - 権限昇格のおそれ

